リニモねっと設立経緯と主旨リニモねっと設立の経緯と主旨名古屋東部丘陵を走る磁気浮上式新交通「リニモ」、地域の公共交通として持続的な運行と、住みよいまちづくりへの活用を目指し、 市民が主体となって鉄道事業者や行政と協働する組織を設立しました。 背景 名古屋東部丘陵地域の基盤となる輸送機関として、また愛・地球博会場へのアクセス手段として、 日本初の磁気浮上式リニアモーターカー・リニモは大きな期待を担って平成17年3月に開業し、 愛・地球博開催中は、1日平均10万人輸送するという活躍をしました。 しかし、大成功の愛・地球博が終わって、リニモの乗車人員は、計画の約半分程度にとどまっています。 このままでは、近い将来、平成18年9月に廃止された、桃花台線のような経営危機を招くのではないかと懸念されています。 経過 私達は、愛知県が主催した「リニモを活かした地域づくり・地域交通のためのフォーラム」(2005年11月)や、 これに引き続く4回の「リニモワークショップ」で、リニモの現状やリニモを活用したまちづくりのあり方 などについて学びました。また、このフォーラム・ワークショップでは、リニモを軸にして 市民・利用者、交通事業者、行政などがネットワークをつくって「協働」すれば、より良い交通体系づくりや まちづくりができるのではないかということなどが話し合われました。 私達は、このフォーラム・ワークショップの成果を引き継ぎ発展させるために、世話人を選び、 広くリニモに関心を寄せる人々に呼びかけ、市民・利用者が活動する会をつくる準備を進めてきました。 準備段階での活動 また、具体的に何をするか話しあう中で、当面リニモ開業1周年記念イベントを市民の立場で協働することとし、 世話人が中心となって、愛知高速交通株式会社が3月5日に実施した開業1周年記念イベントに協働して、 「リニモ開業1周年記念市民協働イベント」(略称:「第1回リニモまつり」)を実施し、 大勢の方に参加していただきました。 会の目的と事業の考え方 この「リニモまつり」の成功もふまえて、私達は、リニモの利用を促進し公共交通としての役割を持続的に 果たすことに寄与することと、リニモを活用した環境にやさしい交通体系を実現し愛・地球博の成果を継承した 住みよいまちづくりを進めることを目的として、このリニモの市民組織を発足させることといたしました。 この会では、この目的の実現のため、リニモを活用した交通体系づくりについて学ぶことや、 リニモが市民・利用者に親しまれて利用者増加に寄与する事業などを中心に活動し、また、モリコロパークなどの 沿線施設や、愛知高速交通株式会社、行政、他の市民団体・個人などとの協働による事業を推進していきます。 参加と協働の呼びかけ リニモが、この地域の生活と環境を守る大切な輸送機関として、長くその役割を担っていけるよう、 この会に、多くの市民・利用者の方が参加していただくようお願いするとともに、この会の目的と 事業計画に沿った協働の関係を築いていただくよう、関係する団体・個人の皆様にお願いいたします。 |